マラウイにおけるペスト

マラウイ保健省は南地方のヌサンジェ地域においてペストが発生したことを報告した。9月29日にヌダメラ管轄地域のマダニ村において最初の症例が報告されてから、10月23日までに総計43例(血清学的陽性者17例)が報告されている。他の2カ所にも伝播し、60%以上の事例が5歳以下の子供であるが、死者はまだ報告されていない。鎮圧対策は住居の消毒、患者の治療、地域住民への健康注意喚起による健康教育である。保健省は精力的に監視と調査を強めている。

ペストは1994年に9例、ヌサンジェ地域のモンコークウェの難民キャンプとその周辺の村のモザンビーク難民に発生したことが報告されている(IASR編集委員会註:症例は腺ペスト)。

(WHO、WER、72、No.45、337、1997)

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