<速報>エコーウイルス30型(E30)による無菌性髄膜炎の流行−大阪府

大阪府において5月初旬から無菌性髄膜炎の発生が認められ、夏期に向けてその流行が大阪府全域に拡大した。流行のピークは例年のごとく7月であったが、8〜10月にかけても患者数は横這い状態であった。11月12日現在、 269名の患者の主として髄液からウイルス分離を行い、95株のウイルスが分離された(分離率35%)。分離されたウイルスの88%(84株)はE30であり、その他 CB5(8株)、E9(2株)、CB3(1株)が同定された。11月に入り流行は沈静化してきている。

大阪府立公衆衛生研究所
山崎謙治 左近直美 奥野良信

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