イングランドとウェールズにおけるハンセン病−英国
ハンセン病(Leprosy)は、イングランドとウェールズでは1951年から届出疾患となっており、この10年間には毎年約10例が届けられている。後天性ハンセン病国内例は、届出制が開始されてから1例も報告がない。PHLS(Public Health Laboratory Service)感染症サーベイランスセンターでは、すべての症例について機密登録制を維持している。1994年12月時点で 140例が登録され、36例が化学療法を受け、87例が治療を終了し観察状態にあり、17例の状態は不明である。ウェールズ衛生署では、ハンセン病患者への対応に関する新しいメモを作成し、疾患のアウトライン、患者およびその家族への対応、臨床医ならびに相談員の役割、Panel of Leprosy Opinionの詳細とそのメンバーなどがまとめられている(Memorandum on leprosy, 1997.Department of Health and the Welsh Office)。
(CDSC CDR、7、No.49、435、1997)