髄膜炎菌性疾患サーベイランスの強化−英国
英国では、1998年1月から髄膜炎菌性疾患に関するサーベイランスの強化を行うことにした。その目的は1.臨床および実験室診断に基づいた髄膜炎菌による髄膜炎と敗血症に関する基礎的資料の作成、2.臨床診断および各種実験室診断により確認されたものの割合の評価、3.型別群別などの適切な検索がなされる割合を強化、4.C群ワクチン導入に関する評価に必要な資料の収集にある。
小児については、The Royal College of Paediatrics and Child Healthの協力により、むこう18カ月間にわたって、死亡者と生存者間での種々の項目についての比較検討が行われる。この結果を基として、小児髄膜炎菌性疾患の取り扱いに関するガイドラインの進歩がなされる。
(CDSC、CDR 、8、No.1、1、1998)