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多州にわたるリステリア症の集団発生､1998－米国

1998年８月初旬以来､10州(オハイオ､ニューヨーク､テネシー､マサチューセッツ､ウエストバージニア､ミシガン､コネチカット､オレゴン､バーモント､ジョージア)でListeria monocytogenes(ＬＭ)による疾患が40件確認された。発症あるいはＬＭの分離日は８月２日～12月２日の間であった。患者からの分離株は血清型4bで､パルスフィールドゲル電気泳動あるいはribotypingでは､過去にあまり見られたことのない特異なパターンで､すべて同一であった。

調査ができた38例のうち､６例は新生児､32例は成人(年齢中位69歳､18～88歳)で､55％が女性であった。４例が死亡した(１例は胎児､３例は高齢者)。ケースコントロールスタディを行ったところ､患者18例中16例(89％)は発症前１カ月以内に調理済みホットドッグを摂取していたが､対照19例では６例(32％)のみであった。12月19日開封されたホットドッグから､集団発生と同一のＬＭ株が分離された。