医療従事者に対するインフルエンザワクチン接種−英国
英国におけるインフルエンザワクチンはハイリスクな人々に対して推奨され、健康な小児や医療従事者を含む成人に対してのルーチンなワクチン接種はこれまで推奨されていない。しかし、医療従事者のインフルエンザ感染は医療サービスに支障をきたし、これらの人々がワクチンの対象となるハイリスクグループであることが認識されている。
英国保健省は「来シーズン(1999年〜2000年にかけての冬)のインフルエンザに対して、医療従事者などを対象としたインフルエンザワクチン接種は国の政策としては推奨しないが、一部ではこれらの人々に対するインフルエンザワクチン接種が勧められるであろう。医療従事者をインフルエンザから守るという点で行われてもよい方法であると考えられるが、接種の判断についてはそれぞれによって行われるであろう。」と述べた。
(CDSC、 CDR、9、No.33、289、1999)