東地中海地域での麻疹撲滅の進捗状況、1980〜98年

WHO東地中海地域事務局加盟23カ国は、2010年までに同地域から麻疹をなくすことを1997年に決議した。同地域でポリオの根絶が順調な14カ国について、麻疹撲滅の進捗状況がまとめられた。

1998年の麻疹予防接種率は、1歳児の最低1回接種率が96%(86〜100%)であった。報告された人口10万人当たり麻疹症例数は14.4(1980年の197.8より93%減少)であった。この間14カ国全体の人口は9,800万人から1億5,800万人に増加している。オマーンでは訪問接種などを導入して、1990年以来95%以上のワクチン接種率を維持したため、1998年は5例の報告のみであった。
(CDC、MMWR、48、No.47、1081、1999)

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