B型インフルエンザウイルスの今シーズン分離第1報−福岡市
福岡市内東区のサーベイランス定点から依頼があった急性上気道炎疾患の患者(男・10歳)1名のうがい液からB型インフルエンザウイルスを分離した。1999年12月12日夜に発病し、発熱(最高39.4℃)、発咳、気管支炎、関節痛が見られた。3人兄弟のうち他の2名は昨シーズンのB型インフルエンザウイルス流行期にインフルエンザ様疾患に罹って発病しており、今回他に家族内罹患者はいなかった。
MDCK細胞で分離されたウイルスをインフルエンザセンターから分与された抗血清でHI試験を行った結果、B型と判明した。
福岡市保健環境研究所微生物課ウイルス担当