調理不十分または生卵によるSalmonella Enteritidisの集団発生、1996〜98年−米国

米国で報告された人口10万当たりのS. Enteritidis (SE)分離症例は、1976年に0.6であったのが、1996年には3.6へ増加した。散発例・集団発生例での症例対照研究によって、調理不十分または生卵が増加と関係していることが判明した。MMWR編集部によれば、SEの集団発生は農場から食卓までの流通過程が多段階化されたことが一因としている。汚染鶏卵の流通遡り調査、品質確保プログラム(QAPs)、および衛生教育(鶏卵の冷蔵庫保存)などが奏効して、SEの分離は北東部州を中心に減少し、1996〜98年には人口10万当たり2.2となった。

(CDC、 MMWR、 49、 No.4、 73、 2000)

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