爬虫類ペットによる致死的な新生児サルモネラ髄膜炎−英国
生後3週の新生児がサルモネラ髄膜炎によって死亡した。サルモネラは新生児とその母親から分離され、Salmonella Rubislawと同定された。家族はウォータードラゴンとチンチラをペットとして飼っており、ウォータードラゴンの飲み水と木製の飼育ケースからもサルモネラが分離された。
これまでにイングランドとウェールズではS. Rubislaw感染の報告は1998年に1例、1999年に6例のみである。1999年12月にはノースイーストで6カ月齢の子どものオレンジトカゲによるS. Rubislaw感染が報告されている。
近年、爬虫類などの小動物をペットとして飼育する人々が増加し、小さな子どもや老人、免疫能の低下した人々に対し感染の危険性が増している。
(CDSC、 CDR、 10、 No.6、 49、 2000)