日本のエイズ患者・HIV 感染者の状況
(平成12年5月1日〜6月25日)
(Vol.21 p 173-175)
1.今回の報告期間は平成12年5月1日より6月25日までの約2カ月であり、患者数は法定報告57件(前回56件)、任意報告0件(前回4件)、感染者数は64件(前回75件)である。
2.今回報告の特徴は、
1)前回同様、患者・感染者ともに異性間および同性間性的接触によるものが大半を占めている。
2)年齢別では感染者・患者ともに各年齢層に分布している。患者では30代40代、感染者では20代30代が占める割合が高い。とくに20代の日本人男性感染者は7件増加した。
3.前述のとおり、前回報告と比較すれば大きな変動はみられないものの、年単位の増加傾向はエイズ発生動向年報で指摘したとおりであり、今後一層エイズに関する普及啓発が必要である。