日本のエイズ患者・HIV感染者の状況
(平成12年8月28日〜10月29日)

(Vol.21 p 277-280)

厚生省エイズ疾病対策課
平成12年12月5日

エイズ動向委員会柳川委員長コメント(要旨)

 1.今回の報告期間は平成12年8月28日より10月29日までの約2カ月であり、患者数は法定報告62件(前回63件)、任意報告1件(前回3件)、感染者数は88件(前回82件)である。

 2.今回報告件数は前回報告と比較して、患者は1件の減、感染者は6件の増であった。

このうち、HIV感染者では同性間性的接触によるものが43件、AIDS患者では異性間性的接触によるものが33件と、それぞれ約半数を占める。

年齢別では前回同様、患者・感染者ともに各年齢層に分布しているものの、感染者では20代〜30代、患者では30代以上が占める割合が高い。

 3.前述のとおり、依然として患者・感染者報告件数は増加傾向にある。2カ月ごとの数の合計としては、今回、前回で歴代ワースト2、3を占める。そして、感染経路、年齢層別の傾向もほぼ前回同様である。

今後も引き続き、後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針に基づき、個別施策層(青少年、外国人、同性愛者、性風俗産業の従事者および利用者)に対する普及啓発の充実が求められる。

今後、後天性免疫不全症候群に関する特定感染症予防指針に基づき、個別施策層(青少年、外国人、同性愛者、性風俗産業の従事者およ び利用者)に対する普及啓発の充実が求められる。

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