2000/01シーズン北半球でのインフルエンザ状況
(Vol. 21 p 275-275)
カナダ(10月21日):10月第3週にバンクーバーにてB型の分離が1例あり。
フィンランド(10月14日、11月18日):10月第2週Turkuにおいて、最初のB型インフルエンザが9歳の男児で抗原検出にて確定。やはりTurkuにおいて、最初のA(H3N2)とA(H1N1)型が分離された。
チェコ(10月25日):血清検査にてB型インフルエンザの2例が検出されたが、1例は北ボヘミアの赤ちゃんで、もう1例はプラハの68歳男性。
フランス(11月11、18日):最初のA(H3N2) 型インフルエンザが、ローヌ・アルプス地域にて中国から帰国したばかりの62歳男性で確定。A(H1N1)型の最初の確定例はCastresでの小児であった。
香港(中国特別行政区)(11月11日):11月第2週に保育園でB型インフルエンザの流行あり。A型インフルエンザについては散発的発生にとどまっている。
英国(11月11、22日):マンチェスターで小児からA(H1N1)型が分離されたが、今シーズンのインフルエンザウイルス分離例としては最初。その後、A(H1N1)型の3例について性状決定が行われた。
ポルトガル(11月13日):11月第2週HortaにおいてB型インフルエンザの確定例が1例あり。
(WHO、 WER、 No.45-48、 2000)