結核患者の増加傾向、 2000年−英国
(Vol. 22 p 91-91)

英国での結核患者報告数は近年増加しており、2000年は6,797人で、1999年(6,144人)と比較して11%の増加であった。3分の2の患者はロンドンから報告されている。報告増加数の4分の3は男性であり、そのほとんどは25〜64歳の年齢群に含まれ、肺結核型が大部分である。この結核患者報告数増加の要因として、結核蔓延国から英国へ最近移民として来た人の間での高い罹患率が関係すると考えられる。この傾向に対し、1998年からロンドンなどでは感染拡大予防と治療のプログラムが開始されている。

(CDSC、 CDR、 11、 No.4、 2001)

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