2000/01シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況
(Vol.22 p 219-219)
2001年8月27日現在、 全国の地方衛生研究所(地研)から寄せられた2000/01シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出報告をまとめると、 A/ソ連(H1)型が58地研で計1,887件、 A/香港(H3)型が53地研で計806件、 B型が58地研で計2,381件であった。
シーズン最初には、 A/香港型が2000年9月4日(第36週)に採取された検体から広島県で分離された(本月報Vol.21, No.12参照)。A/ソ連型は9月25日(第39週)採取検体から横浜市で最初に検出され、 B型も9月25日採取検体から沖縄県で最初に分離された。
週別にみた各型の分離のピークは、 A/香港型が2001年第9週、 A/ソ連型が第10週、 B型が第10〜11週であった(図)。
A/ソ連型は2001年6月21日(第25週;横浜市)、 B型は7月3日(第27週;沖縄県)、 A/香港型は7月11日(第28週;沖縄県)、 採取検体からの分離・検出が最後となっている。
国立感染症研究所感染症情報センター
病原微生物検出情報事務局
齊藤 剛仁 山下和予