C群髄膜炎菌感染症集団発生、 2001年−オランダ
(Vol. 22 p 261-261)
2001年7月末、 オランダの近接した2つの町でC群髄膜炎菌(血清型2a)による感染症が1週間の間に5例発生した。5例は9歳〜11歳の小児で、 全例敗血症を合併し、 2例が死亡した。2例がいとこ同士であった以外、 症例間に特記すべき関連は認められなかったが、 全例とも地域のプールで遊泳していたことが確認された。オランダの公衆衛生当局は、 最近認可された髄膜炎菌ワクチン(Neis Vac-C)を用いて、 当該地域の0〜19歳人口を中心に集団接種を行う方針を決定し、 8月末までに対象人口97%に接種を完了した。
(Eurosurveillance Weekly、 No.34、 2001)