ブルキナファソ公衆衛生当局により、 現在までに6,145例の髄膜炎菌感染症(死亡813例を含む)が報告され、 そのうち血清群W135と確定された症例も確認されている。この髄膜炎菌株はメッカへの巡礼者により持ち込まれたことも考えられるが、 西アフリカ地域で循環している可能性もある。一部の分離例は、 2000〜2001年に英国で起こったメッカ巡礼関連のW135群髄膜炎菌感染症の流行で分離された病原菌(2a:P1.5,2)と同じ株であると報告されている。この流行期間中、 英国からブルキナファソへの旅行者(特に長期間の旅行、 地元民と生活や仕事をする者)は、 4価のワクチン(A、 C、 W135、 Y群)の接種を受けるべきである。
(CDSC、 CDR、 12、 No.14、 2002)