ウエストナイルウイルス(WNV)による急性弛緩性麻痺(AFP)、 2002年7〜8月−米国

(Vol.23 p 294-294)

WNVは脳炎や髄膜炎を含む致命的な神経系疾患を引き起こす可能性がある。また、 WNVはAFPにも関連性が認められる。2002年7〜8月にWNVによると考えられるAFP症例が6例確認された。いずれも、 ミシシッピ州あるいはルイジアナ州在住の46〜69歳の中高年であった。これらの症例は、 特別な疾患の既往歴のない人、 糖尿病、 高血圧などの既往のある人など様々であった。1〜4日間の発熱、 嘔吐などの症状と筋力低下を伴い、 知覚異常のない症例が多かった。脳脊髄液を検査した5例全例で軽度な蛋白上昇がみられた。

(CDC、 MMWR、 51、 No.37、 825-828、 2002)

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