サウスウエールズのニューポート・ドック地域にQ熱(コクシエラ感染症)の症例が集積していることが確認された。急性型Q熱と診断された症例のほとんどは、 ドック内にある1つの工場の労働者とその下請け業者であった。
2002年7月15日以降にその工場で働いていた 214人の調査が行われ、 現在までに結果の判明した 210人中72例がQ熱に対する抗体が陽性、 59例はペア血清で4倍以上の抗体価上昇、 もしくはIgM抗体陽性により急性型Q熱と診断された。積極的症例探査と感染源に関する調査が行われている。工場では動物や動物に関連した製品は取り扱っていなかった。
(CDSC、 CDR Weekly、 12、 No.43、 2002)