インフルエンザb型菌(Hib)ワクチンの追加接種キャンペーン、 2003年−英国

(Vol.24 p 115-115)

1992年に英国でHibワクチンが定期予防接種に導入されてから、 Hib感染症報告数は激減し、 1998年にはHibワクチン導入前に比べると98%減少した。しかし、 1999年以降徐々に増加傾向にあることが明らかになった。その原因のひとつとして、 2000年および2001年に使用されたDTaP(ジフテリア・破傷風・無菌体型百日咳)-Hib混合ワクチンが示唆されている。

スコットランドの全菌体型(DTwP)と無菌体型(DTaP)百日咳ワクチンの効果および安全性の比較に関するレポートによると、 DTaP-Hib混合ワクチンは、 Hibワクチン単独時あるいはDTwPワクチンとの併用時よりも、 Hib 抗体誘導が低いと報告されている。その対応として2003年の夏〜秋に、 生後6カ月〜4歳の小児を対象としたHibワクチンの追加接種キャンペーンが計画されている。

(CDSC、 CDR Weekly、 13、 No.8、 2003)

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