世界のヒトペスト、 2000年&2001年 − WHO

(Vol.24 p 137-137)

ヒトペストは2000年には11カ国から 2,513症例(死亡232例)、 2001年には 12カ国から2,671症例(死亡175例)がアフリカ地域、 アメリカ地域、 アジア地域から報告された。

アフリカ地域では2000年に2,431症例(死亡227例)、 2001年には2,557症例(死亡165例)が報告されている。これらは全世界の症例(死亡例)の95%以上を占めている。マダガスカルからの報告が最も多く、 アフリカ地域からの過去15年間の報告の40%近くを占める。2000年、 2001年にはマダガスカルの他に、 コンゴ民主共和国、 モザンビーク、 ウガンダ、 タンザニア、 ザンビアから報告があった。

アメリカ地域では2000年に25症例、 2001年に12症例の報告があったが、 全症例が回復した。ペルーからの報告が最も多く、 アメリカ地域からの過去15年間の報告の80%を占める。2000年、 2001年にはペルーの他に、 米国、 ブラジルから報告があった。

アジア地域では2000年に57症例(死亡5例)、 2001年に 102症例(死亡10例)の報告があった。2000年、 2001年には中国、 カザフスタン、 モンゴル、 ベトナムから報告があった。

(WHO、 WER、 78、 No.16、 130-135、 2003)

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