2002年には、 米国全土で水痘による死亡例が9例報告された。米国においては水痘ワクチン接種は1995年に始まり、 1995および1996年には、 生後12〜18カ月のすべての小児と、 13歳までの感受性のあるすべての小児へのワクチン接種が推奨された。1999年にハイリスク群(教師、 保育士など)への接種拡大が推奨された。
2001年の、 生後19〜35カ月の小児の水痘ワクチン接種率は53〜90%と報告されており、 生後35カ月以上の小児の水痘ワクチン接種率は不明である。小児に対する水痘ワクチン接種実施を強化することにより、 水痘感受性群を減少させ、 死亡を含む重篤な合併症を減少させることが可能である。
(CDC、 MMWR、 52、 No.23、 545-547、 2003)