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82年10月から83年1月にかけて19の州よりインフルエンザA(H3N2)型が分離された。(アラスカ,アリゾナ,ジョージア,ハワイ,ミシガン,ミネソタ,モンタナ,ニューヨーク,オレゴン,ペンシルバニア,テネシー,テキサス,ユタ,バージニア,ワシントン,カリフォルニア,イリノイ,マサチューセッツ,ウィスコンシン)
MMWR編者註:今冬,インフルエンザ様疾患に関する多くの報告が,養護老人ホームもしくは老人ホームに関連しているが,現在の流行株が老齢者を冒すという特別の傾向があるということを必ずしも意味しているわけではない。というのは多くの州において,州当局はこのような施設に対し流行を報告するように活発に促している。さらに,学校関係が冬休みの時期にあるため,州や地方の当局に報告されやすい,これら就学年令集団の流行が予防されたことも考えられる。現在の報告数からいくと,今冬のインフルエンザ流行は,昨シーズンの非常に散発的な流行を大きく上回りそうであるが,有効な情報からは信頼できる予測をすることはできない。インフルエンザに罹患した場合に重症になる危険性の高い人で,まだ予防接種を受けていない人は,まだこれから接種を受けるよう励められるべきである。
(CDC,MMWR,32,bP,17,1983)
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