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Vol.4 (1983/6[040])

<外国情報>
マラリアサーベイランス:オーストラリア


 1981年のマラリア中央統計数は497で,すべて輸入例であった。死者はなかったが,25才のインドシナからの難民がvivaxマラリア発症4日目に流産した。インドシナからの難民は全部Plasmodium vivax感染で,56例であった(1980年は225例)。このグループにおける患者減少の理由はインドネシアを通過する難民が減少したというよりは,オーストラリア到着時にルチーンになされる徹底的措置の結果であろう。表にみるように,主にP.vivax感染であるが,これは前年より減少し,一方,P.falciparum感染がやや増加した。60%が南西太平洋地域で感染,アジア由来は33%,5%はアフリカ由来であった(1980年は,アジアが主であった)。

(WHO,WER,58,No.16,118,1983)









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