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1983年1〜2月のウイルス性結膜炎の小流行で検査した19人中7人(36.8%)からAd19型3株,Ad8型2株が咽頭および眼ぬぐい液より,また,EV70 1株,ライノ1株が咽頭ぬぐい液より分離された。シンガポールでは1970/75年にCA24,1980年にEV70の大きい流行がみられた。この間の年度の小流行では主にアデノが分離されている(1972年はAdll,1973年はAd19,Ad7,Ad11およびEV70,1974年はAd19,Ad8およびCA24)。上記ウイルス感染はいずれも臨床的には区別不能で病原診断にラボラトリー検査を要する。家族内感染が多い。
(シンガポール,ENB,IX,No.6,1983 ENB:Epidemiological News Bulletin)
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