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1986年の第1四半期に伝染病サーベイランスセンターはメシチリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の菌血症14例の報告を受けた。8例は北東テームズ地域からのもので1検査室から来た7例の報告も含まれている。その他はイングランド全体に散在する異なった検査室からそれぞれ報告された。
3人の患者は白血病(ヒックマンカテーテル装着2例)に罹患しており,3人は悪性疾患のために外科手術を行った人である。他の報告例の臨床状況は大動脈手術,火傷,腎部移植,静脈ペースメーカー装着および外傷である。患者の年齢は17歳から80歳まで。死者は2人で,胸部感染を有する68歳の男性と,発熱した婦人であった。他に情報はない。 (CDR,86/19)
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