Vol.9 (1988/5[099])
シンガポールではHBキャリアが多いので,デルタ因子の侵入がモニターされている。1984〜85年中に急性HBとHBキャリア322の血清学的検査で感染はなかった。1986〜87年の215検査中肝炎患者1例にデルタ(IgG)陽性。ただし,IgGなので今回の発症はデルタ肝炎ではなく,非A非B肝炎だったとみられる。 (Singapore, Epid. News Bull. ,XIV, 11, 1988)