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1986年12月〜1987年7月,サンディエゴで新兵10名(19〜31歳)が急性リューマチ熱と診断された。患者4名の咽喉スワブからA群β溶血性連鎖球菌(GABHS)が検出された。同時にGABHSによる肺炎が6例発生した。ペニシリンがよく効いた。1987年2〜4月,医務室の迅速診断ではGABHSに対し上気道炎患者の25%(328/1,298)が陽性,救急室の培養では44%(66/149)が陽性。前年の同時期には陽性はなかった。1987年2〜3月の発病率は>10/1,000新兵/週で,過去10年以上の最高。1980年までの15年間はGABHS予防のため新兵にはペニシリンが投与されていた。これを続けている隣接の海兵隊ではGABHSの集発はみられていない。入所から入院までは平均44日であった。
(CDC,MMWR,37,No.7,1988)
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