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1987年中に合計2,298(死亡1,103)が報告された。特に大流行が西アフリカ(ナイジェリア,マリ)に,また散発的発生が南米,特にペルーでみられた。
1958〜87年の間に数10万人が黄熱に感染,1/3が死亡したとみられる。1960〜62年エチオピアに大流行,これ以外の主な流行も西アフリカで発生している。すべて乾燥サバンナまたはその付近で,セネガルからエチオピアにのびるyellow feverbeltにそっている。媒介蚊はAe. AegyptiまたはAe. Africanus,Ae. Simpsoni,Ae. Furciferなど。主に地方で発生するが町も安全ではなく,人によって遠方に運ばれ,二次流行をおこした例がある。
黄熱はまだアフリカ,南米で重要な疾病であり,対策の強化が必要である。WHO作業部会は麻疹との混合ワクチン接種を提案している。サーベイランスの強化,散発例および早期患者の診断,検査診断体制の強化が勧告されている。
(WHO,WER,64,bU,1989)
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