Vol.13 (1992/8[150])
1992年6月3〜28日にノーサンプトン地区で27名の病原大腸菌O157による患者が発生し,4名がHUSで入院した。27日中15名(うちHUS3名)は託児所に預けられた5歳以下の小児で,他に2名の家族感染が確認された。残りの患者10名中5名(うちHUS1名)は5歳以下であったが,これら患者と託児所との関連はみられなかった。分離株18株はすべてVero毒素を産生し,ファージ型は2であった。現在感染ルートについて調査中である。 (CDR,2,27,121,1992)