[全数把握] |
1類感染症 |
エボラ出血熱 | クリミア・コンゴ出血熱 |
重症急性呼吸器症候群(病原体がSARSコロナウイルスであるものに限る) | 痘そう(天然痘) |
ペスト | マールブルグ病 | ラッサ熱 |
2類感染症 |
コレラ | 細菌性赤痢 | 腸チフス | パラチフス | 急性灰白髄炎 | |||||
ジフテリア |
3類感染症 |
腸管出血性大腸菌感染症 |
4類感染症 |
E型肝炎 | ウエストナイル熱 | A型肝炎 | エキノコックス症 | 黄熱 | |||||
オウム病 | 回帰熱 | Q熱 | 狂犬病 | 高病原性鳥インフルエンザ | |||||
コクシジオイデス症 | サル痘 | 腎症候性出血熱 | 炭疽 | つつが虫病 | |||||
デング熱 | ニパウイルス感染症 | 日本紅斑熱 | 日本脳炎 | ハンタウイルス肺症候群 | |||||
Bウイルス病 | ブルセラ症 | 発しんチフス | ボツリヌス症 | マラリア | |||||
野兎病 | ライム病 | リッサウイルス感染症 | レジオネラ症 | レプトスピラ症 |
5類感染症 |
アメーバ赤痢 | ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) | 急性脳炎(ウエストナイル脳炎及び日本脳炎を除く) | ||||
クリプトスポリジウム症 | クロイツフェルト・ヤコブ病 | 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 | ||||
後天性免疫不全症候群 | ジアルジア症 | 髄膜炎菌性髄膜炎 | ||||
先天性風しん症候群 | 梅毒 | 破傷風 | ||||
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | バンコマイシン耐性腸球菌感染症 |
[5類定点把握疾患] |
定点 |
RSウイルス感染症 | 咽頭結膜熱 | A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 感染性胃腸炎 | ||||
水痘 | 手足口病 | 伝染性紅斑 | 突発性発しん | ||||
百日咳 | 風しん | ヘルパンギーナ | 麻しん(成人麻しんを除く) | ||||
流行性耳下腺炎 | インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを除く) | 急性出血性結膜炎 | 流行性角結膜炎 | ||||
性器クラミジア感染症 | 性器ヘルペスウイルス感染症 | 尖圭コンジローマ | 淋菌感染症 | ||||
クラミジア肺炎(オウム病を除く) | 細菌性髄膜炎(髄膜炎菌性髄膜炎を除く) | ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | マイコプラズマ肺炎 | ||||
成人麻しん | 無菌性髄膜炎 | メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 薬剤耐性緑膿菌感染症 |
都道府県別の記載は、報告のあった都道府県を示すもので、必ずしも感染地をあらわすものではありません。 |
[全数把握] |
◎1類感染症 |
エボラ出血熱 報告なし。 |
クリミア・コンゴ出血熱 報告なし。 |
重症急性呼吸器症候群(病原体がSARSコロナウイルスであるものに限る) 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
痘そう 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
ペスト 報告なし。 |
マールブルグ病 報告なし。 |
ラッサ熱 報告なし。 |
◎2類感染症 |
急性灰白髄炎 報告なし。 |
コレラ 年間報告数は56例であり、性別では男性46例(82%)、女性10例(18%)であった。年齢別ではすべて20歳以上であった。時期的には第19週(5月中旬頃)と第39週(9月下旬頃)に突発的に増えたこと以外は、特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(13例)、千葉県、神奈川県(各6例)などの報告がみられた。 |
細菌性赤痢 年間報告数は553例で、性別では男性264例(48%)、女性289例(52%)であった。年齢別では20代にピークがみられた。時期的には第10週(3月上〜中旬)に突発的に増えたこと以外は、特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(89例)、大阪府(88例)、愛知県(66例)などの報告がみられた。 |
ジフテリア 報告なし。 |
腸チフス 年間報告数は50例であり、性別では男性28例(56%)、女性22例(44%)であった。年齢別では20代にピークがみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(11例)、愛知県(7例)、北海道、大阪府(各5例)などの報告がみられた。 |
パラチフス 年間報告数は20例であり、性別では男性12例(60%)、女性8例(40%)であった。年齢別では20代にピークがみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では神奈川県(5例)、東京都(4例)、青森県、愛知県(各3例)などの報告がみられた。 |
◎3類感染症 |
腸管出血性大腸菌感染症 年間報告数は3,589例であり、性別では男性1,648例(46%)、女性1,941例(54%)であった。年齢別では全年齢層にみられたが、特に1〜9歳に多くみられた。時期的には7月中旬〜9月上旬にピークを形成し、その前後に多くみられた。都道府県別では大阪府(280例)、東京都(238例)、北海道(188例)などの報告がみられた。 |
◎4類感染症 |
E型肝炎 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む) 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
A型肝炎 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
エキノコックス症 |
○単包条虫 年間報告数は2例であり、性別は男性1例、女性1例であった。年齢別では35〜44歳であった。時期的には第31週(8月上旬)と第38週(9月下旬頃)にみられた。都道府県別では東京都、奈良県(各1例)からの報告であった。 |
○多包条虫 年間報告数は18例であり、性別では男性9例、女性9例であった。年齢別では50歳以上に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別ではすべて北海道からの報告であった。 |
黄熱 報告なし。 |
オウム病 年間報告数は34例であり、性別では男性17例(50%)、女性17例(50%)であった。年齢別ではほとんどが35歳以上にみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では兵庫県(7例)、愛知県(6例)、長崎県(4例)などの報告がみられた。 |
回帰熱 報告なし。 |
Q熱 年間報告数は8例であり、性別では男性5例、女性3例であった。年齢別では特別な傾向はみられなかった。時期的にはほとんどが年の前半にみられた。都道府県別では東京都(3例)などの報告がみられた。 |
狂犬病 報告なし。 |
高病原性鳥インフルエンザ 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
コクシジオイデス症 年間報告数は5例で、性別では男性4例、女性1例であった。年齢別ではすべて30歳以上であった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では神奈川県(2例)などの報告がみられた。 |
サル痘 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
腎症候性出血熱 報告なし。 |
炭疽 報告なし。 |
つつが虫病 年間報告数は345例であり、性別では男性174例(50%)、女性171例(50%)であった。年齢別では50歳以上に多く、年齢とともに増加する傾向がみられた。時期的には5月下旬のやや小さなピークと、11月下旬の大きなピークがみられた。都道府県別では福島県(38例)、千葉県(35例)、鹿児島県(28例)などの報告がみられた。 |
デング熱 |
○デング熱 年間報告数は72例であり、性別では男性45例(63%)、女性27例(38%)であった。年齢別では20〜30代にピークがみられた。時期的には7月下旬から10月中旬頃に多くみられた。都道府県別では東京都(27例)、千葉県(16例)、大阪府(6例)などの報告がみられた。 |
○デング出血熱 年間報告数は2例であり、性別ではともに男性であった。年齢別では30〜34歳と、65〜69歳であった。時期的には第36週(9月上旬頃)と第47週(11月下旬)にみられた。都道府県別ではともに東京都からの報告であった。 |
ニパウイルス感染症 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
日本紅斑熱 年間報告数は62例であり、性別では男性28例(45%)、女性34例(55%)であった。年齢別では50歳以上に多く、年齢とともに増加する傾向がみられた。時期的にはほとんどが5月上旬から11月中旬にみられた。都道府県別では鹿児島県(17例)、島根県(12例)、高知県(10例)などの報告がみられた。 |
日本脳炎 年間報告数は7例であり、性別では男性5例、女性2例であった。年齢別では30〜34歳、55〜59歳(各1例)、65〜69歳(2例)、70歳以上(3例)であった。時期的にはほとんどが第43週(10月下旬)から第48週(11月下旬〜12月上旬)にみられた。都道府県別では岡山県(2例)などの報告がみられた。 |
ハンタウイルス肺症候群 報告なし。 |
Bウイルス病 報告なし。 |
ブルセラ症 年間報告数は2例であり、性別では男性1例、女性1例であった。年齢別では10〜14歳と35〜39歳であった。時期的には第26週(6月下旬〜7月上旬)と第51週(12月下旬頃)にみられた。都道府県別では東京都、長野県(各1例)の報告であった。 |
発しんチフス 報告なし。 |
ボツリヌス症 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
マラリア |
○三日熱 年間報告数は25例であり、性別では男性18例(72%)、女性7例(28%)であった。年齢別ではすべて20歳以上であり、特に25〜49歳に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では愛知県(6例)、東京都、神奈川県(各4例)などの報告がみられた。 |
○四日熱 年間報告数は2例であり、性別ではともに男性であった。年齢別では20〜24歳と30〜34歳であった。時期的にはともに第14週(4月上旬)にみられた。都道府県別では埼玉県、東京都(各1例)からの報告であった。 |
○卵形 年間報告数は2例であり、性別では男性1例、女性1例であった。年齢別ではともに30〜39歳であった。時期的には第20週(5月中旬頃)と第23週(6月上旬頃)にみられた。都道府県別では東京都、神奈川県(各1例)からの報告であった。 |
○熱帯熱 年間報告数は38例であり、性別では男性28例(74%)、女性10例(26%)であった。年齢別では殆どの年齢層にわたっていたが、特に20〜54歳に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(17例)、神奈川県(5例)、愛知県(4例)などの報告がみられた。 |
○不明 報告なし。 |
野兎病 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
ライム病 年間報告数は8例であり、性別では男性5例、女性3例であった。年齢別ではほとんどが30歳以上であった。時期的にはすべて第29週(7月中〜下旬)から第46週(11月中旬)にみられた。都道府県別では東京都(4例)などの報告がみられた。 |
リッサウイルス感染症 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
レジオネラ症 年間報告数は281例であり、性別では男性252例(90%)、女性29例(10%)であった。年齢別では50歳以上に多く、年齢とともに増加する傾向がみられた。時期的には年の中期から後期に多くみられた。都道府県別では東京都(24例)、大阪府(21例)、神奈川県、愛知県(各19例)などの報告がみられた。 |
レプトスピラ症 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
◎5類感染症 |
アメーバ赤痢 年間報告数は698例であり、性別では男性605例(87%)、女性93例(13%)であった。年齢別ではほとんどが20歳以上であったが、特に30〜50代に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(184例)、大阪府(93例)、神奈川県(65例)などの報告がみられた。 |
ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く) |
○B型 年間報告数は208例であり、性別では男性151例(73%)、女性57例(27%)であった。年齢別ではほとんどが20歳以上であったが、特に20〜34歳に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(31例)、大阪府、兵庫県(各20例)などの報告がみられた。 |
○C型 年間報告数は57例であり、性別では男性36例(63%)、女性21例(37%)であった。年齢別ではすべて20歳以上であった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では宮崎県(14例)、大阪府(8例)、北海道(4例)などの報告がみられた。 |
○D型 報告なし。 |
○その他 年間報告数は10例であり、性別では男性6例、女性4例であった。 |
○不明 年間報告数は1例であり、性別では女性であった。 |
急性脳炎(ウエストナイル脳炎及び日本脳炎を除く) 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
クリプトスポリジウム症 年間報告数は12例であり、性別では男性8例、女性4例であった。年齢別ではすべて10歳以上であり、20〜24歳にもっとも多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では北海道(7例)、神奈川県、大阪府(各2例)などの報告がみられた。 |
クロイツフェルト・ヤコブ病 |
○孤発性CJD 年間報告数は146例であり、性別では男性71例(49%)、女性75例(51%)であった。年齢別ではすべて35歳以上であり、50歳以降では年齢とともに増加傾向がみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(15例)、神奈川県(13例)、千葉県(10例)などの報告がみられた。 |
○家族性CJD 年間報告数は3例であり、性別では男性1例、女性2例であった。年齢別では50〜54歳、60〜64歳、70歳以上(各1例)であった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では宮城県、埼玉県、愛知県(各1例)からの報告であった。 |
○新変異型CJD 報告なし。 |
○GSS 年間報告数は3例であり、性別では男性1例、女性2例であった。年齢別では55〜59歳、65〜69歳、70歳以上(各1例)であった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では佐賀県(2例)、千葉県(1例)からの報告であった。 |
○FFI 報告なし。 |
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 年間報告数は60例であり、性別では男性38例(63%)、女性22例(37%)であった。年齢別では30代より多くみられ、年齢とともに増加する傾向がみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(7例)、大阪府(6例)、石川県、福岡県(各5例)などの報告がみられた。 |
後天性免疫不全症候群 年間報告数は1,203例であり、性別では男性1,111例(92%)、女性92例(8%)であった。年齢別ではほとんどが20歳以上であり、30〜34歳にピークがみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(424例)、大阪府(147例)、愛知県(78例)などの報告がみられた。 |
ジアルジア症 年間報告数は86例であり、性別では男性62例(72%)、女性24例(28%)であった。年齢別では多くは20歳以上であり、特に20代に多くみられた。時期的には9月中旬から11月中旬にやや多くみられた。都道府県別では神奈川県(24例)、東京都(13例)、大阪府(8例)などの報告がみられた。 |
髄膜炎菌性髄膜炎 年間報告数は10例であり、性別では男性2例、女性8例であった。年齢別では幅広い年齢層にみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(3例)、兵庫県(2例)などの報告がみられた。 |
先天性風しん症候群 年間報告数は2例であり、性別では男性1例、女性1例であった。年齢別ではともに0歳であった。時期的には第41週(10月中旬頃)と第50週(12月中旬)にみられた。都道府県別では愛知県、大阪府(各1例)の報告であった。 |
梅毒 年間報告数は543例で、性別では男性411例(76%)、女性132例(24%)であった。年齢別では殆どが15歳以上であり、20〜30代にピークがみられた。また、0歳児が3例報告された。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(91例)、大阪府(64例)、愛知県(46例)などの報告がみられた。 |
破傷風 年間報告数は115例であり、性別では男性63例(55%)、女性52例(45%)であった。年齢別では幅広い年齢層にみられたが、年齢とともに増加傾向がみられた。時期的には第24週(6月中旬)に突発的に増えたこと以外は、特別な傾向はみられなかった。都道府県別では鹿児島県(10例)、茨城県(6例)、埼玉県、千葉県、広島県、熊本県(各5例)などの報告がみられた。 |
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
バンコマイシン耐性腸球菌感染症 年間報告数は69例で、性別では男性32例(46%)、女性37例(54%)であった。年齢別ではすべて15歳以上であったが、年齢とともに増加傾向がみられ、特に70歳以上に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では東京都(14例)、福岡県(11例)、神奈川県(7例)などの報告がみられた。 |
[5類定点把握疾患] |
RSウイルス感染症 「FAX・エクセルファイル報告分」を参照。 |
咽頭結膜熱 定点からの年間報告数は49,923例(定点当たり年間報告数16.29)であり、性別では男性27,373例(55%)、女性22,550例(45%)であった。年齢別では1〜4歳に多くみられた。時期的には6月下旬から7月中旬をピークに夏季に多くみられたが、12月にも小さなピークがみられた。都道府県別では福井県(定点当たり52.86)、石川県(35.03)、福岡県(28.68)などの報告が多かった。 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 定点からの年間報告数は184,720例(定点当たり年間報告数60.27)であり、性別では男性99,208例(54%)、女性85,512例(46%)であった。年齢別では5歳をピークとし、その前後の年齢に多くみられた。時期的には1月下旬〜6月下旬に多くみられたが、12月にもピークがみられた。都道府県別では山形県(定点当たり142.47)、北海道(108.57)、石川県(98.55)などの報告が多かった。 |
感染性胃腸炎 定点からの年間報告数は941,922例(定点当たり年間報告数307.32)であり、性別では男性492,849例(52%)、女性449,073例(48%)であった。年齢別では1歳をピークとし、0〜5歳に多くみられた。時期的には1月に小さいピークと、12月に大きいピークがみられた。都道府県別では福井県(定点当たり706.14)、宮崎県(601.97)、大分県(548.08)などの報告が多かった。 |
水痘 定点からの年間報告数は242,296例(定点当たり年間報告数79.05)であり、性別では男性126,772例(52%)、女性115,524例(48%)であった。年齢別では1歳をピークとし、0〜5歳に多くみられた。時期的には第2週以降減少傾向がみられたが、4月下旬には増加し始め、5月下旬〜6月上旬にはピークを形成した。その後、週とともに大きく減少し、9月に最小値を示したが、その後は再び増加がみられた。都道府県別では沖縄県(定点当たり119.82)、宮崎県(119.50)、福井県(115.19)などの報告が多かった。 |
手足口病 定点からの年間報告数は88,408例(定点当たり年間報告数28.84)であり、性別では男性48,861例(55%)、女性39,547例(45%)であった。年齢別では1歳をピークとし、1〜4歳に多くみられた。時期的には7月中旬をピークとし、その前後に多くみられた。都道府県別では広島県(定点当たり94.27)、沖縄県(86.50)、山口県(82.00)などの報告が多かった。 |
伝染性紅斑 定点からの年間報告数は39,297例(定点当たり年間報告数12.82)で、性別では男性19,214例(49%)、女性20,083例(51%)であった。年齢別では5歳をピークとし、その前後の年齢に多くみられた。時期的には6月下旬頃にピークがみられたが、その後は週とともに減少傾向がみられ、9月下旬〜10月中旬頃には最小値を示した。都道府県別では福岡県(定点当たり37.85)、福島県(34.67)、佐賀県(28.35)からの報告が多かった。 |
突発性発しん 定点からの年間報告数は106,421例(定点当たり年間報告数34.72)であり、性別では男性54,805例(51%)、女性51,616例(49%)であった。年齢別ではほとんどが2歳未満であり、特に6〜12ヶ月未満に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では佐賀県(定点当たり66.09)、宮崎県(63.97)、愛媛県(59.35)などの報告が多かった。 |
百日咳 定点からの年間報告数は1,358例(定点当たり年間報告数0.44)で、性別では男性662例(49%)、女性696例(51%)であった。年齢別では0歳が最も多く、次いで1歳に多くみられた。時期的には5月中旬頃から年末にかけてやや多い傾向がみられた。都道府県別では栃木県(定点当たり2.09)、福岡県(1.44)、広島県(1.34)などの報告が多かった。 |
風しん 定点からの年間報告数は895例(定点当たり年間報告数0.29)であり、性別では男性425例(47%)、女性470例(53%)であった。年齢別では1歳をピークとし、15歳未満に多くみられた。時期的には年の前半にやや多くみられた。都道府県別では青森県(定点当たり1.05)、沖縄県(0.91)、宮崎県(0.58)などの報告が多かった。 |
ヘルパンギーナ 定点からの年間報告数は144,260例(定点当たり年間報告数47.07)で、性別では男性75,111例(52%)、女性69,149例(48%)であった。年齢別では1歳をピークとし、それ以降年齢とともに減少した。時期的には7月中旬をピークとし、夏季に多くみられた。都道府県別では三重県(定点当たり117.18)、富山県(98.03)、宮崎県(87.92)などの報告が多かった。 |
麻しん(成人麻しんを除く) 定点からの年間報告数は537例(定点当たり年間報告数0.18)であり、性別では男性304例(57%)、女性233例(43%)であった。年齢別では6ヶ月〜12カ月未満および1歳に多く、それ以降年齢とともに減少した。時期的には5月中旬から8月上旬に多くみられた。都道府県別では東京都(定点当たり0.35)、大阪府(0.35)、埼玉県(0.33)などの報告が多かった。 |
流行性耳下腺炎 定点からの年間報告数は187,837例(定点当たり年間報告数61.28)であり、性別では男性100,604例(54%)、女性87,233例(46%)であった。年齢別では4歳をピークとし、その前後の年齢に多くみられた。時期的には7月と12月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では福井県(定点当たり154.90)、石川県(146.03)、沖縄県(125.53)などの報告が多かった。 |
インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを除く) 定点からの年間報告数は1,563,662例(定点当たり年間報告数330.65)であり、性別では男性781,353例(50%)、女性782,309例(50%)であった。年齢別では10歳未満に多くみられた。時期的には3月上旬頃にピークがみられた。都道府県別では宮崎県(定点当たり495.56)、福井県(472.55)、沖縄県(464.21)などの報告が多かった。 |
急性出血性結膜炎 定点からの年間報告数は726例(定点当たり年間報告数1.12)であり、性別では男性348例(48%)、女性378例(52%)であった。年齢別では1〜5歳に多かったが、20〜30代にも多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかったが、9月中旬以降はやや少なめであった。都道府県別では長崎県(定点当たり18.38)、宮城県(4.25)、香川県(3.00)などの報告が多かった。 |
流行性角結膜炎 定点からの年間報告数は29,713例(定点当たり年間報告数45.78)であり、性別では男性15,226例(51%)、女性14,487例(49%)であった。年齢別では1〜6歳に多かったが、20〜30代にもやや多くみられた。時期的には5月中旬頃よりやや多くなり、第35週(8月下旬〜9月上旬)にピークがみられた。都道府県別では宮崎県(定点当たり250.33)、愛媛県(141.86)、沖縄県(116.60)などの報告が多かった。 |
性器クラミジア感染症 定点からの年間報告数は35,057例(定点当たり年間報告数37.66)であり、性別では男性15,220例(43%)、女性19,837例(57%)であった。年齢別では20〜24歳をピークとし、15〜34歳に多くみられた。時期的には6月から9月にやや多い傾向がみられた。都道府県別では茨城県(定点当たり71.00)、北海道(62.93)、福岡県(60.92)などの報告が多かった。 |
性器ヘルペスウイルス感染症 定点からの年間報告数は10,258例(定点当たり年間報告数11.02)であり、性別では男性4,129例(40%)、女性6,129例(60%)であった。年齢別では25〜29歳をピークとし、20〜39歳に多くみられた。時期的には7〜8月にやや多くみられた。都道府県別では大阪府(定点当たり29.39)、東京都(22.51)、香川県(15.14)などの報告が多かった。 |
尖圭コンジローマ 定点からの年間報告数は6,793例(定点当たり年間報告数7.30)であり、性別では男性3,795例(56%)、女性2,998例(44%)であった。年齢別では20〜24歳をピークとし、15〜39歳に多くみられた。時期的には6〜10月にやや多くみられた。都道府県別では大阪府(定点当たり17.32)、香川県(14.71)、宮城県(14.17)などの報告が多かった。 |
淋菌感染症 定点からの年間報告数は15,002例(定点当たり年間報告数16.11)であり、性別では男性12,374例(82%)、女性2,628例(18%)であった。年齢別では20〜24歳をピークとし、15〜39歳に多くみられた。時期的には1月と8月にやや多くみられた。都道府県別では福岡県(定点当たり32.55)、大阪府(29.05)、岡山県(27.13)などの報告が多かった。 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) 定点からの年間報告数は321例(定点当たり年間報告数0.68)であり、性別では男性202例(63%)、女性119例(37%)であった。年齢別では全年齢層にわたっていたが、70歳以上に多くみられた。時期的には年の前半にやや多い傾向がみられた。都道府県別では福島県(定点当たり13.29)、山梨県(6.40)、千葉県(4.22)などの報告が多かった。 |
細菌性髄膜炎(髄膜炎菌性髄膜炎を除く) 定点からの年間報告数は309例(定点当たり年間報告数0.66)であり、性別では男性170例(55%)、女性139例(45%)であった。年齢別では0〜4歳に多くみられた。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では福井県(定点当たり4.60)、大阪府(2.14)、石川県(2.00)などの報告が多かった。 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 定点からの年間報告数は6,233例(定点当たり年間報告数13.23)であり、性別では男性3,670例(59%)、女性2,563例(41%)であった。年齢別では0〜4歳に多くみられたが、55歳以降も年齢とともに多少の増加傾向を示した。時期的には4〜6月にやや多く、7〜10月には少なく、その後11月には最大値を示した。都道府県別では千葉県(定点当たり127.22)、富山県(86.00)、高知県(43.57)などの報告が多かった。 |
マイコプラズマ肺炎 定点からの年間報告数は7,077例(定点当たり年間報告数15.03)であり、性別では男性3,215例(45%)、女性3,862例(55%)であった。年齢別では1〜9歳に多くみられた。時期的には10月上旬から12月中旬にやや多くみられた。都道府県別では福島県(定点当たり57.86)、山口県(52.56)、石川県(52.00)などの報告が多かった。 |
成人麻しん 定点からの年間報告数は7例(定点当たり年間報告数0.01)であり、性別では男性2例、女性5例であった。年齢別では25〜44歳(5例)と65歳以上(2例)であった。時期的には特別な傾向はみられなかった。都道府県別では山梨県(定点当たり0.10)、茨城県(0.09)、和歌山県(0.09)などの報告が多かった。 |
無菌性髄膜炎 定点からの年間報告数は773例(定点当たり年間報告数1.64)であり、性別では男性526例(68%)、女性247例(32%)であった。年齢別では0〜9歳に多くみられた。時期的には6月上旬から9月上旬頃に多くみられた。都道府県別では熊本県(定点当たり6.87)、奈良県(6.67)、広島県(6.58)などの報告が多かった。 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 定点からの年間報告数は22,615例(定点当たり年間報告数48.01)であり、性別では男性14,315例(63%)、女性8,300例(37%)であった。年齢別では0〜4歳にやや多くみられたが、50歳以降年齢とともに増加し、特に70歳以上に多くみられた。時期的には3月に多かったこと以外は、特別な傾向はみられなかった。都道府県別では栃木県(定点当たり107.29)、高知県(100.00)、山口県(92.33)などの報告が多かった。 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 定点からの年間報告数は697例(定点当たり年間報告数1.48)であり、性別では男性456例(65%)、女性241例(35%)であった。年齢別では50歳以降年齢とともに増加傾向を示し、特に70歳以上で多くみられた。時期的には7〜11月にやや多くみられた。都道府県別では岩手県(定点当たり4.45)、奈良県(4.33)、広島県(4.33)などの報告が多かった。 |
FAX・エクセルファイル報告分 |
[全数把握] |
◎1類感染症 |
重症急性呼吸器症候群(病原体がSARSコロナウイルスであるものに限る) 報告なし |
痘そう 報告なし。 |
◎4類感染症 |
E型肝炎 |
年間報告数は42例であり、性別では男性33例(79%)、女性9例(21%)であった。都道府県別では北海道(9例)、東京都(7例)、三重県(4例)などの報告がみられた。 |
ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む) |
年間報告数は1例であり、性別では男性であった。都道府県別では神奈川県からの報告であった。 |
A型肝炎 |
年間報告数は170例であり、性別では男性108例(64%)、女性62例(36%)であった。都道府県別では東京都(24例)、北海道、大阪府(各17例)などの報告がみられた。 |
高病原性鳥インフルエンザ 報告なし。 |
サル痘 報告なし。 |
ニパウイルス感染症 報告なし。 |
ボツリヌス症 |
年間報告数は3例であり、性別では男性1例、女性2例であった。都道府県別では東京都、愛知県、大阪府(各1例)の報告であった。 |
野兎病 報告なし。 |
リッサウイルス感染症 報告なし。 |
レプトスピラ症 年間報告数は17例であり、性別では男性14例(82%)、女性3例(18%)であった。都道府県別では沖縄県(7例)、東京都(3例)、静岡県、宮崎県(各2例)などの報告がみられた。 |
◎5類感染症 |
急性脳炎(ウエストナイル脳炎及び日本脳炎を除く) |
年間報告数は188例であり、性別では男性108例(57%)、女性80例(43%)であった。都道府県別では大阪府(21例)、東京都、福岡県(各16例)などの報告がみられた。 |
バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌感染症 報告なし。 |
[5類定点把握疾患] |
RSウイルス感染症(註:定点からの報告が安定しなかったので、全数として示す) |
年間報告数は17,327例であり、性別では男性9,566例(55%)、女性7,761例(45%)であった。年齢別では1歳未満が最も多く、それ以降年齢とともに減少した。時期的には第50週(12月中旬)にピークを形成した。都道府県別では大阪府(1,483例)、兵庫県(1,197例)、愛知県(995例)などの報告が多かった。 |