国立熊本病院 宮崎久義
国立熊本病院が院内感染対策サーベイランスシステムを構築し15年になる。このサーベイランスシステムを紹介し、この間の国立熊本病院の院内感染の状況を報告する。
また国立感染症研究所を中心として行われてきた厚生科学研究事業「薬剤耐性菌サーベイランス」のなかから国立病院・療養所のコンピュータネットワーク(HOSPnet)を利用した「薬剤耐性菌による感染症サーベイランス」システムを紹介する。本サーベイランスは2年近い試行を終え、この7月から「院内感染対策サーベイランス」という国の事業として運用されることになった。そのシステムの概要とこれまでの成果について紹介する。
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