エジプト保健省は、鳥インフルエンザウイルスA(H5N1)亜型の新たな4例のヒト感染症例を報告した。
1例目はベハイラ行政区(Behaira Governorate)の20歳の女性で、3月14日発症、19日入院、危篤状態にあり、3月28日に死亡した。
2例目はメノフィア行政区(Menofeya Governorate)の2歳の女児で、3月26日発症、27日入院、治療中で状態は安定している。
3例目はベハイラ行政区(Behaira Governorate)の55歳の女性で、3月20日発症、22日入院、回復して4月5日に退院した。
4例目はフェイオム行政区(Fayoum Governorate)の1歳の男児で、3月20日発症、28日入院、治療中で状態は安定している。
全症例に入院の時点でオセルタミビルが投与された。
感染源調査の結果、4症例は鳥インフルエンザ感染が疑われた病気かつ/または死亡した家禽への曝露が確認された。
これらの例は、WHOの世界インフルエンザサーベイランスネットワーク(WHO Global Influenza Surveillance Network)の国家インフルエンザセンターであるエジプト中央公衆衛生研究所により確定診断された。
エジプトではこれまでに141例が確定診断され、そのうち46例が死亡している。
(2011/4/14 IDSC 更新)
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