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高病原性鳥インフルエンザ

WHO 更新情報
  鳥インフルエンザ−中国における状況−更新5

    2006年2月27日 WHO(原文


中国保健省は、H5N1亜型鳥インフルエンザウイルスによる検査確定ヒト感染症例をさらに2例報告した。双方の患者ともに重症である。

第1番目の患者は、同国東部の浙江省の9歳の女の子である。女の子は2月10日に発症した。隣接する安徽省の親戚を訪問したのちに発症している。2004年以来、浙江省では動物での集団発生が報告されていない。

第2番目の患者は、安徽省の26歳の女性農夫である。女性は病鳥に接触した後に2月11日に発症した。女性の居住地の近所で死んだ家禽から採取された検体よりH5N1亜型ウイルスを分離した、と地域の農業当局が報告している。

現在までに、中国は14例の検査確定症例を報告している。そのうち8例が死亡している。

H5N1亜型ウイルスは今や中国の多くの地域の鳥類に蔓延していると考えられる。WHOは中国当局と協同して、鳥インフルエンザに対する民衆の意識を向上させ、人々に集団発生の報告を促し、死んだあるいは病気の鳥と接触することを避けるように人々に警告を発している。

(2006/2/28 IDSC 掲載)

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