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WHO 更新情報 |
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鳥インフルエンザ−アゼルバイジャンにおける状況−更新2
2006年3月21日 WHO(原文) |
本日はアゼルバイジャンの公休日であり、政府は現状に関する公式声明を近く発表する。 症例のうち6例はアゼルバイジャン南東部のSalyan地区からであった。6症例全てが、800世帯程度の小さなDaikyand集落在住であった。 17歳の女性の患者は2月23日に死亡した。この患者のいとこ(20歳女性)は3月3日に死亡し、この女性の16歳の弟は3月10日に死亡した。この家族の親しい友人であった別の17歳の女性も、3月8日に死亡している。これらの4例全てが、一緒にまたは近くに住んでいた。感染源は現在調査中である。 Salyan地区からは、既に回復した10歳の男の子の患者と現在重体で入院中の15歳の女の子の患者という、さらに2例の報告がある。 7例目の症例は、西部のTarter地区在住の21歳女性であり、3月9日に死亡している。 Salyan地区および隣接のNeftchela地区からは、さらに2例の患者が両側の肺炎で入院している。これらの患者の検査は現在行われている。 先週WHOは、アゼルバイジャンにおけるフィールドチームの強化を行い、患者管理および感染制御の専門家と疫学の上級専門家が追加して含まれることになった。 週末の間、WHOとアゼルバイジャン保健省合同で行われたSalyan地区の調査では、死んでから何週間か放置された、無数の白鳥の死骸を、住民が羽をとるために採集していたかもしれない証拠をつかんだ。この地域では、鳥の羽むしりは通常思春期女性および若い成人女性の仕事である。Daikyandでは、殆どの患者が15歳から20歳の女性であり、WHOはこの作業がDaikyandにおける感染源かどうかについて本日調査している。 患者の残された家族への聞き取り調査では、死んだまたは病気の家禽への直接の曝露歴は症例の何人かでは認められなかった。 現地保健省とWHOのすばらしい協力が続いている。現在、Salyan地区およびTarter地区で、90人以上の現地の医療専門家のチームが、家を一軒一軒訪問して、インフルエンザ様症状の患者がいないかどうかのサーベイランスを行っているが、これにより追加調査の必要な患者は見つけられるとWHOは確信している。 米国海軍医療検査ユニット3(NAMRU-3)は、現場での診断能力を継続して提供してくれている。しかしながら、動物における状況のより良い理解が緊急に必要である。 (2006/3/22 IDSC 掲載) |
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