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WHO 更新情報 |
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鳥インフルエンザ−ジブチにおける状況
2006年5月12日 WHO(原文) |
5月10日におこなわれた3回の検査は、エジプト・カイロをベースとする、米国海軍医療研究ユニット3(United States Naval Medical Research Unit 3, NAMRU-3)により行われH5N1の感染が確認された。患者は、「アフリカの角」における最初のヒト症例である。 患者の同胞のうち3人が感染がないかどうか観察下にあり、ケアをうけている。検体が採取され、検査のためにNAMRU-3におくられている。 ジブチ保健当局は4月初めにニワトリの少数の死亡例があったことに引き続き、ヒト症例のサーベイランスをはじめていた。NAMRU-3は、3羽のニワトリからの検体からH5N1ウイルスの存在を確認している。 ヒトと動物にほかの感染例がいないかどうかのサーベイランスが現在行われているが、ジブチにおける資源不足と疫学と実験室の能力不足のため順調ではない。現在起こっているデング熱の流行により、H5N1ウイルス感染を含む突然の発症をおこす発熱疾患がマスクされるために、ヒト症例の検索はより複雑になっている。 動物における状況はよくわかっていない。同国の人口の殆どはジブチ郡に集中しているがそこでは多くの家庭が少数の家禽を飼っている。他の地域における家禽の飼育は限定されている。家禽における高い死亡率は現時点では検知されていない。 保健省の依頼に基づき、WHOは同国における流行の調査と対応のための緊急支援を準備している。 (2006/5/19 IDSC 掲載) |
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