エボラ出血熱(2000年10月18日現在)−ウガンダ
(Vol. 21 p 245-245)

ウガンダの保健省は、10月18日までの時点で39人の死亡例を含む94人のエボラ出血熱患者を報告した。患者はGulu地区にあるAswa郡とGulu自治区に集中していた。隣接するKitgum地区の未確定患者が現在調査されている。南アフリカの国立ウイルス学研究所により、この集団発生の原因がエボラウイルスであることが確認された。これらはウガンダで報告された初のエボラ出血熱症例である。この事例に対応するため、ウガンダ保健省の下に、WHO およびその関係組織も加え、国家タスクフォースが組織された。「国境なき医師団」、フランスのEpicentre、 CDCなども参加している。

Gulu地区では症例発見のためのサーベイランスが進行中で、患者のための隔離施設が設置された。当該地区以外での保健従事者の訓練コースも予定されている。これら早期の対応については、ドイツ、アイルランド、イタリア、日本などの政府から経済的援助があった。

(WHO、 WER、 75、 No.42、 337-338、 2000)

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