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1974〜77年の間,スコットランド,エジンバラ附近の海岸海水,貝類,下水の腸内ウイルスをしらべ,77件の海水サンプル中19件からウイルスがとれた。1977年度下水サンプル及び貝類よりのウイルス分離率は,各10/14,および4/6であった。すべてのサンプルで大腸菌が陽性であったが,その菌数とウイルス分離の間には相関はなかった。分離された32株の内訳は,CBV(1,3,5型)10株,アデノ(1,2,3,5,12,31型)8株,レオ(1,2型)5株,エコー(13,31型),CA(9型)各1株であった。これらのウイルス分離と,臨床材料よりのウイルス分離の時期及び数との一致点は見出せなかった。
(WHO,No.11,3/14)
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