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Echo−18型ウイルス(E−18)は,日本では分離報告例がほとんどありませんでした。今秋,岐阜(8月)および愛知(9月)県下で健康者の糞便からE−18が分離されたのに続いて,10月には富山および埼玉両県で無菌性髄膜炎患者の髄液からも分離されました。従って,E−18は少なくとも本州中央部には広まっており,無菌性髄膜炎の病原として考慮すべきウイルスであると言えます。
E−18はMK,HEL,HeLaいずれの組織培養でもCPEを示し,Schmidt pool血清または抗E−18血清で比較的容易に同定できます。増殖はやや遅くウイルスのYieldも105〜6TCID50/ml程度です。(予研 原 稔,松永泰子)
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