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1977年1月より78年6月まで858例のウイルス性肝炎が届出られ,758例につきHBsAgをCIEでしらべ,257例(33.9%)が陽性,そのうち7例肝障害で死亡した。人種別では中国系はインド系の1.3倍,マレー系の3倍多かった。罹患率は5〜14才より上昇,25〜34才でピークとなり,5才以下はない。男女比は4.6:1。一般に季節変動はないが,1978年には5月及び9月にピークがあった。調べられた253例では輸血,献血,注射,予防接種,採血などに関係があった。歯科,外科手術は有意差がなかった。
(WHO W.E.R.No.43 10/24 '80)
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