Vol.2 (1981/6[016])
ワクチン接種後の1,277名の抗体を追跡し,陽転率は良好であった。16−40才の婦人の抗体保有状況をしらべ,771名中377名(48.9%)が1979年度抗体陰性であって,1976年の陰性率50%と差がなかった。すなわち,この間2回の風疹流行があったのにかかわらず抗体陰性率は改善していない。先天性風疹児の発生は低く11名(内5名は実験室で確認)にすぎない。 (WHO,WER,10,13/V,1981)