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ノールウェイ−1974〜1975年以来,この国では髄膜炎菌症の発症率が全国的に高い。1980年まで南ノールウェイでは発症率は上昇をつづけ,人口100,000当たり5.3であり,北ノールウェイでは更に高く,100,000当たり7.4である。両地区とも1981年においてもほぼ同一率であると推定されている。1979年,1980年における菌の血清型別試験はそれぞれ症例の69%,80%において実施され,1979年度はA群4.4%,B群84.0%,C群11.6%,1980年度はA群2.2%,B群86.8%,C群11.0%となっている。
死亡者数は1979年に29,1980年に28であって,有症率は減少しても死亡率はへっていない。
(WHO,WER,1981,56,No.30)
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