本年１月から病原菌関係の報告票が変更され収集される情報の内容の一部変更と，新たに医療機関情報の収集が加わったので，本号よりこれに関する集計表の様式が変更された。

「集計・細菌」は，都市立伝染病院，検疫所，地研・保健所集計および医療機関集計がそれぞれ別表に作表されている。別に集団発生に関する情報および環境，食品，動物等の調査成績については，原則として病原体が検出あるいは推定された例について報告票の記載にしたがって掲載する方式をとった（９，10ページ）。

内容あるいは誌面の関係から掲載情報はある程度選択されることになる。

この機会にウイルス関係の集計表についても一部変更し，個別情報を掲載する方式を試みた。今後情報の増加に伴って全情報を個別に掲載することは不可能と思われるので，掲載に関しては病原菌の場合と同様適宜選択が行われることになろう。臨床症状，検体源，検体の種類，感染年令等の集計表は誌面の許す限り各号に１〜２表づつ，したがって，１種類の表については原則として数ヶ月に１回掲載する予定である。

本月報の目的は迅速な情報の伝達，交換にあるので，有用な情報については上記報告とは別にやや詳しく文章で投稿して下さい。めだった流行例，特異な，あるいは注目すべき事例，トピックス，調査成績のまとめ，検査上の問題，技術的問題など積極的な投稿を期待します。原則として原稿用紙２〜３枚以内。受付随時。ただし，掲載に関しては事務局におまかせ下さい。



事務局