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スタッフォード地方で地方的な肺炎流行があり,急性呼吸器疾患患者133人中少なくとも41人はレジオネラ症であった。死者31人の内レジオネラ症患者11人が報告された。最終的確認患者は60名となった。
病院に収容された確認例を疫学的に追求すると症状の出現より前2週の間に地域総合病院の外来を訪れた人と疾患との間に関連があることが証明された。即刻環境調査を行うと,感染源の可能性のある箇所が2つ示唆された。すなわち空調設備系統の冷却塔と外来診療部にある手洗い用撒水式蛇口である。標本を採取し,消毒措置がおこなわれた。L. pneumophila serogroup 1 serotype Pontiac 1が患者肺と冷却塔の水槽から分離された。それ以上に詳しい疫学的および微生物学的研究は続行中である。
(WHO,WER,60,No.20,1985,CDR,85/22)
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