Vol.7 (1986/3[073])
水痘は届出制でなく,また検査室報告が少ないが,臨床診断が容易なので患者報告数は正確とみなされる。年による発生率はやや差があり,1980年の大きい流行後2年はやや低率が続き,その後3年間はある程度の規模の発生がみられた。ピークは1980年,83年は7月だったが,84年は4月,85年は2〜8月まで広範囲になった。1986年の流行は予測できない。抗帯状疱疹ガンマグロブリン投与と流行の間には関連はなさそうである。 (CDR,86/06,1986) Chickenpox: RCGP mean weekly rate per 4 weeks per 100,000 population