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Vol.7 (1986/7[077])

<外国情報>
ポリオ−インド


 1984年中にボンベイ住民のポリオ麻痺例1,002が報告された。このうち650は病院で,残りは腸内ウイルスセンターの特別サーベイランスで検出された。82%が2歳未満,38%が1歳未満,7例は0〜3ヶ月だった。これは10万人口あたり12.2(地域により4.73〜17.28)にあたる。人口密集度よりは低い社会経済的状況が高い発生率に関係しているようにみえる。発生は1〜3月,11〜12月は低く,63%は4〜9月である。しかしその季節差は次第に小さくなりつつあり,土着化がすすんでいることを示している。

 ウイルス分離材料608中446にポリオウイルス感染が確認された。このうち338は1型,26が2型,48が3型。これ以外の34は複数型のポリオウイルスを排出。ウイルス分離確認例中162は少なくとも1回生ワクチン投与を受けている。ウイルス型の分布はワクチン接種歴に無関係,ただし,複数排出例はワクチン投与者に多い。

(WHO,WER,61,No.24,1986)






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