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Vol.8 (1987/2[084])

<外国情報>
供血血液のHIV抗体スクリーニング−英国


英国では供血血液のルチーンスクリーニングを1985年10月に始めた。1986年9月30日までにテストされた2,577,417単位のうち,55(0.002%)がHIV抗体陽性だった。3ヶ月ごとの集計で供血数,陽性数はともにほぼ一定であった。

 55人中46が男性,内40(81%)が20〜39歳。女性は9名ですべて20〜39歳。インタビューできた54人中男女2人づつはハイリスク群に属することを否定した。

 新しい供血者が区別できるようになった1986年2月以降,276,685人の新供血者のうち14名(0.005%)が陽性。この率は全体の2倍であるが,最終の3ヶ月つまり7〜9月間のはこのうち3名のみで,新供血者中の抗体陽性者は減少傾向にある。これはハイリスク群の除外が成功しているからだろう。陽性者の多くは若い男性でホモに感染が拡がっていることを反映している。

(CDR,87/01,1987)






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