1987年12月までに5,840,520の供血について抗ＨＩＶ抗体を検査し，90（0.0015％）が陽性だった。男性75，女性15。87年の陽性率（22/2,594,964,0.001％）は前年より有意に低い（54/2,633,862,0.002％）。最初の供血で陰性だった者が繰り返し供血するからだろう。初回供血者のみの成績の比較では陽性者が増加しているとはみえない。最近６ヵ月中に12陽性例中８は新供血者で，他の４のうち３は過去に陰性だった。1987年６月までの陽転例は４例で１例は初回疑陽性だった。陽転までの間隔は４〜６ヵ月だった。

（CDR, 88/09, 1988）