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Vol.9 (1988/4[098])

<外国情報>
HIV抗体試験−米国


 病理学会(CAP)は血液銀行協会と共同で検査室抗体検査の熟練度調査を実施している。600以上の検査室は配付された5種類の血清抗体について4半期ごとに検査結果を報告している。

 1987年10月の調査では,EIAの検査結果は配付された陽性検体で99.5〜100%,陰性検体で98.3%が一致した。3種陽性血清について,のべ241回の報告(EIAはすべて陰性)でウエスタンブロット(WB)の結果は89.2%陽性,9.5%不確定,1.2%は陰性と判定されていた。EIA陰性報告中5.2 %(3/58)がWB不確定だった。WBの判定が検査室によって異なる場合があることが示されたWB不確定例は再検査および疫学的,臨床的,他の検査情報,特にリスク因子を総合して判定されなければならない。

(CDC, MMWR,36, 52, 1987)



TABLE Distribution and interpretation of HIV-specific protein band patterns on Western Blot* (WB)-College of American Pathologists Proficiency Testing , 1987





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