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1987年中に259例のリステリア症(髄膜炎,菌血症を含む)が発生した。従来の発生数は1983年115例,1984年113例,1985年149例,1986年は134例であった。1987年の増加の原因として,非定型の血清型4の増加が考えられている。1988年19週までにすでに66例の発生報告があり(前年同期は49例),このうち8名から1987年に分離されたと同じ非定型の血清型4が分離されている。
ヨーロッパ,北米でも食品関連のリステリア症の増加が報告されており,サーベイランスの強化が必要である。
(CDR,88/20,1988)
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